お子さんの歯みがきを安全にするために
今回はお子さんが安全に歯みがきできるようになるためのポイントをお話ししたいと思います。
まず、お子さんが歯ブラシを持ったまま歩くのはとても危険です。特に3歳以下のお子さんは歯ブラシをくわえたまま転んでケガをしてしまう事故が増えてきているようです。
歯みがきはイスに座って行う習慣をつけたり、動きだしたら自分磨きを終わらせて、仕上げ磨きタイムにしたりしても良いでしょう。
また自分磨きと仕上げ磨き用の歯ブラシは使い分ける必要があります。仕上げ磨き用の歯ブラシは口の奥まで磨きやすいよう持ち手が長くなっていますので、それをお子さんが持って動くと危ないです。保管場所についても手の届かないところが良いと思います。
そして歯みがきのイヤイヤを減らすことは、歯みがきを安全に行うことにもつながります。そのためのコツについてお話しします。
歯みがきは歯がはえる前から準備します。お口はとても敏感です。まずはほっぺたや唇、お口の中を指で優しく触ることから始めます。そうすることで、過敏を取り除いて歯みがきを受け入れやすくなります。歯がはえてきたらぬれたガーゼで歯の表面を拭いてプラークをとり、慣れてきたら歯ブラシを使ってみましょう。
また保護者の方が楽しそうなところをみせることも大切です。お子さんの手を包んで一緒に歯ブラシを持つのも良いと思います。
仕上げ磨きは3歳くらいまで膝枕をするように寝かせて行いますが、5歳くらいになったら立たせて後ろから行うこともできます。
お子さんの歯みがきはできるようになるまで時間がかかりますが、安全に行い、少しずつ慣れていきましょう。
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