歯を失ってしまったらどうなるのか
投稿日:2020年6月12日
カテゴリ:歯科治療全般
いろいろな理由で歯を抜いたり、歯周病や事故による衝撃などで突然歯が抜けたりなど、歯を失ってしまった場合、
「忙しくて歯医者に行けない」「お金がかかりそう」など様々な理由で適切な治療を受けず、歯がない状態のまま過ごしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、歯がないまま過ごすと起こりうる4つの事をご説明します。
①歯が伸びてくる
歯を失ったままにしてしまうと段々と空いたスペースを埋めようと、抜けた歯のかみ合っていた歯が伸びてくることがあります。
これを挺出(ていしゅつ)といい、長期間放置してしまうと次第に歯がぐらついてくることもあります。
また、いざ失った箇所に治療をしようとした時にも、挺出した歯によって、かぶせ物や入れ歯、インプラントを入れるスペースが取れないなど、治療を進める事が難しくなってしまう事もあるのです。
②歯が倒れて(傾いて)くる
歯がないまま長期間過ごしていると、抜けた歯の両隣の歯がそのスペースを埋める為に段々と傾いてきます。
両隣の歯が傾いてしまうと、かみ合わせや歯並びに影響を及ぼす事があります。
③食事が摂りにくくなる
前歯には食べ物をかみ切る役割があり、奥歯には食べ物をかみくだいたり、すり潰す役割があります。どこの歯が無くなっても、それらの機能が十分に働かず、次第に残っている歯への負担が大きくなっていきます。
④発音への影響
歯がないと、きちんとした発音が出来なくなってしまいます。
……など、以上の様な事が起こりうる可能性があります。
きちんと治療を受けて頂く事は、他の歯の健康を守る事でもあるので、もし歯を失ってしまった場合には、早めの歯科医院受診をおすすめします。その際の治療方法についても説明いたしますので、ぜひ、ご相談ください。
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