ガムって優秀!?
投稿日:2023年5月17日
カテゴリ:予防歯科
ガムはむし歯になるもの?と思う方もいるかもしれませんが、現在 "デンタルガム(ガム)を噛むこと"にはさまざまな効果があることが知られるようになりました。
ではガムを噛むと歯科においてどんな効果があるのか。
それは [ガムを噛むと唾液が出てくる] ではなぜ唾液が出ると良いのか? 日常生活において唾液がなければ食事や会話もうまくいかず、大きな障害がもたらされます。
インフルエンザウイルスをはじめとした感染症への免疫作用を有する唾液の役割が注目されていますが、歯科における唾液の存在は 食べかすなどを洗い流す洗浄作用、お口のpHを調整する緩衝作用、歯の再石灰化作用があります。
ガムを"噛む"ことの効果
➀唾液分泌量の増加 噛むことにより唾液の分泌量が多くなります。 唾液が多くなればさまざまな作用により、むし歯や歯周病予防につながります。
➁脳の活性化 ガムを噛むと脳が活発に活動することがわかっています。 口の中に何も入れずに咀嚼音運動をしても脳は活発に活動せず、ガムをしっかりと噛むことで脳の活性化がみられたという報告があります。
➂姿勢の安定 人間は、地球の重力に対して筋肉を使い姿勢を保持してます。 咀嚼筋が活発に動くことが姿勢を正しい位置に戻すことに関連するといわれています。
➃口腔機能の向上 "噛む力"と"嚥下"のための機能の向上が期待できます。 また近年は、マスク生活のためマスクの下で口呼吸が多くなると口腔周囲の筋肉の脱力がみられます。 ガムを噛むということだけで口を閉じるようになることもあります。 ガムを噛むことで口腔機能の向上が見られ、お口の中をキレイに保つことにつかながります。またガムを噛むことで胃腸の働きが活発になることからも、食後のガムの取り入れをお勧めします。
そのガムの取り入れ方ですが、1日3〜4回噛む機会が必要となります。 食後にガムを噛むほか、生活に取り入れやすいものとして、車にガムを置き、車に乗ったらガムを噛むといった習慣づける方法もあります。 またガムを噛む際も、ただ噛めばよいというのではなく"口を閉じて左右均等に噛む"ということも忘れないようにしましょう。
毎日の生活の中に無理なくガムを取り入れてみませんか‼︎
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