妊娠中は歯周病になりやすい?
投稿日:2023年1月18日
カテゴリ:予防歯科
妊娠するとさまざまな体調の変化が起こりますが、歯周病も気をつけたいその一つです。
妊娠中は、女性ホルモンのバランスや、つわりによるお口のお手入れ不足などから、歯周病が悪化しやすい時期です。
お腹の赤ちゃんを気遣うあまり治療を受けずにいると、どんどん悪化して、結果的に赤ちゃんへ悪影響を与える恐れがあります。
歯周病もむし歯と同じ細菌感染です。赤ちゃんのいる子宮に栄養を運ぶために、妊娠中のお母さんから多く血液が流れてきます。妊娠中のお母さんに歯周病菌があると胎盤に歯周病菌が付着します。
その結果、赤ちゃんに歯周病を感染させてしまうリスクや早産、低出生体重児のリスクも高くなります。 安定期であれば歯周病の治療が可能です。進行状態にもよりますが、麻酔を使わずに治療をすることも可能です。痛み止めなどの薬も妊娠中にも服用できるものもありますが、最小限の検査と治療で悪化を防ぐことができます。
お口の中はなかなかご自身で気づかないことがありますので、妊婦歯科健診の受診をおすすめします。
■ 他の記事を読む■