象牙質知覚過敏症
投稿日:2023年12月15日
カテゴリ:歯科治療全般
歯がしみる原因の一つに「象牙質知覚過敏症」があります。
歯に穴が開いているわけでもないのに、冷たいものを口にしたときなどに歯がキーン、ズキーンとしみることがある。 このような場合、象牙質知覚過敏症が疑われます。
象牙質知覚過敏症の症状は、冷たい物や歯ブラシがさわったときにしみる場合だけでなく、チョコレートのような特定の食べものを噛んだときにしみて、のちのちまで余韻が残る場合など様々です。
また、症状の程度も人それぞれに異なります。
象牙質知覚過敏症の原因は、次のようなものが考えられます。
たとえば、歯ブラシの使いかたが適切でないために歯根がすり減ったり、歯ぐきがやせて下がってしまったりする場合が挙げられます。
また、歯周病でお口全体の歯ぐきが下がり、歯根が露出してしまうことも原因の1つです。
このように、正常な状態では歯肉におおわれている歯根が表面に露出し、さらに削られて神経に刺激が伝わりやすくなってしみることが多いといえます。
同様に、長年の歯ぎしりや食いしばりで歯が欠けてしまったり、根元の歯質がはがれてしまうことも原因の一つです。
象牙質知覚過敏症の治療法として、まずご自身で気をつけることは、刺激になる冷水、お湯は極力避ける。また、歯磨剤の使用量を少なくする、もしくは付けず、やさしくブラッシングすること。 このような生活習慣の改善は、象牙知覚過敏症の再発や悪化を防ぐため、とても大切な心がけです。
しみる症状にお困りのかたは、一度歯科医院にご相談ください。
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