お口の健康と生活習慣病の関係
投稿日:2021年4月15日
カテゴリ:スタッフブログ
お口の健康と生活習慣病の関係
近年、メタボリックシンドロームと歯周病との関連がよく取り上げられるようになってきました。
メタボリックシンドロームは「内臓脂肪症候群」とも呼ばれ 、その名前の通り、内臓のまわりに脂肪が蓄積した内臓脂肪型肥満に加えて、さらに高血圧、血清脂質異常、高血糖のいずれか2つ以上をあわせもった状態です。
食生活の乱れや運動不足、睡眠障害、過度なストレスによって健康が損なわれていきます。
病気は一度に起きるものではく、生活をしていく中で時間を追って、ドミノ倒しのように病気は発症していく、 これをメタボリックドミノと表現することがあります。
歯周病やむし歯は、このドミノの最上流に位置しています。
「まだ痛みも腫れることもないから、大丈夫。」
と思っている歯周病やむし歯を放置しておくと、それはすでに病気のスタート地点です。
それらの下流にある生活習慣病が発病してメタボリック・ドミノの最初の1枚が倒れてしまうとその流れを途中でストップさせるのは難しくなります。
お口はからだの入り口であることから、歯周病や虫歯が、全身の臓器に影響を与えると考えられており、
口の中の細菌によりメタボリックドミノが始まると糖尿病や脳卒中、心不全など疾患のリスクも高まります。
あなたのお口の健康状態は大丈夫ですか?
定期的な歯科検診で、お口の健康を守ることから生活習慣病を予防していきましょう。
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