骨粗しょう症のお薬と歯科治療
投稿日:2020年6月24日
カテゴリ:その他
日本口腔外科学会から、普段飲んでいるお薬が歯科治療に影響することがあると
いうお話しがあります。
骨粗しょう症(加齢などで骨が弱くなる病気)の治療でビスフォスフォネート系薬剤(BP)というものがあるのですが、非常に有効なため多くの方々に使用されています。
しかし、最近、BPを飲んでいる人が抜歯やインプラントなどの顎に刺激が加わる治療をすると、骨の一部が死んで治りが悪くなることがあると言われています。
海外の調査では、抜歯を行った場合、骨粗しょう症でBPを飲んでいる患者さんでは1000人中1~3人の方でこの症状が出ると報告されており、注意が必要です。ただ、一般の歯科治療(歯石除去、虫歯治療、入れ歯作りなど)ではリスクは少ないとされています。
そのため、これからBPを飲み始める人に対しては医師と歯科医師が協力して、治療を行うことがとても大事だと言われてます。
このように普段飲んでいるお薬が歯科治療に影響することもありますので、私たちは普段飲んでいるお薬がないか確認させて頂いています。
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