口臭について
投稿日:2023年7月11日
カテゴリ:予防歯科
近年、マスク生活で、以前よりも自分の口臭が気になることはありませんか。
口臭は自分自身が不快に感じるだけでなく、他人にも不快を与えているのではないかという不安にもつながります。
口臭には「病的口臭」と「生理的口臭」があります。
「病的口臭とは」病気が原因で発生する口臭のこと。
1、口腔由来 歯周病や進行した虫歯、ドライマウスなど、口腔内にある原因で起きる口臭です。一般的な病的口臭のうち、90%以上が口腔由来とされています。
2、全身由来 鼻や喉の病気、呼吸器系、糖尿病などの病気が原因で口臭が起こる場合です。 「生理的口臭とは」口中の細菌が増えてニオイが強くなる口臭のこと。 唾液には浄化作用があり、口中で細菌が増殖するのを防ぐ役割も担っています。そのため、起床時や空腹時、緊張時など、唾液の分泌量が減るタイミングで口臭を感じやすくなります。
【口臭の予防、改善方法】
歯周病や虫歯が原因であれば、歯科医院で治療を受けながら、歯磨きをしっかり行って汚れを除去します。歯間ブラシやデンタルフロスを使うと、より効果的です。
唾液の減少が原因の場合は、しっかり噛んで食事をするように心がけましょう。また、耳やあごの下あたりを優しくなでたり、ガムを噛んだりすることで、唾液の分泌をよくすることができます。ガムには、一時的に口臭を抑える効果も期待できます。
また、口の中が乾燥すると口臭が出やすいので、鼻呼吸を心がけることも大切。こまめに水分をとるようにすれば、口の中が潤うため、細菌が繁殖しにくくなります。 舌苔(ぜったい)の除去も大切です。舌苔とは舌に付く細菌のかたまりで灰白色または黄白色をしています。 1日1回舌ブラシや柔らかめの歯ブラシを使ってケアを行いましょう。奥から手前になでるように磨いてみてください。
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