歯周病予防のために 小腸ケア
投稿日:2020年9月23日
カテゴリ:歯周病
お口の中と小腸、一見何の関係もないように思えますが、実は密接に関係しています。
歯周病によって引き起こされる炎症は、体の中の免疫細胞が、歯周病菌に抵抗して起きます。
免疫細胞は、体の中に異物が入り込んだ時に、戦って私たちの体を守ってくれる細胞です。その免疫細胞の多くが、小腸に存在すると言われています。
小腸に集まっている免疫細胞は、歯ぐきに異変が起きたときにいち早く駆けつけてくれる強い味方です。
①体の中をパトロールしている少数の免疫細胞が、歯ぐきの近くで歯周病菌を発見
②小腸にSOSの信号を送り、応援を要請
③要請を受けた小腸の免疫細胞が、歯ぐきに向けて出動
④歯ぐき周辺の免疫細胞と小腸からきた免疫細胞が一緒に歯周病菌と戦う
この働きは歯肉炎だけでなく、風邪で喉が痛むときや怪我で皮膚が傷ついたときも同じ。小腸に待機している免疫細胞は、どんな離れた場所であっても出勤して細菌と戦ってくれるのです。
歯周病、体のためにも小腸ケアを…!
■ 他の記事を読む■