ご存じですか?感染性心内膜炎について
投稿日:2020年3月11日
カテゴリ:その他
感染性心内膜炎とは
血液中に入った細菌などが原因となり、心臓、大血管、弁に炎症を起こす病気です。感染症状として発熱、食欲低下、はきけ、頭痛、腹痛などを起こします。また心臓の中に「ゆうぜい」という病巣のかたまりかできると心不全、弁の逆流、塞栓症(脳梗塞・肺梗塞)などを合併しやすくなります。血液検査、心エコー検査なとで診断は比較的簡単につきますが、治療は抗生剤の長期大量投与をおこなうため、長期間の入院が必要です。時には心臓外科手術が必要となり、予防がとても大事です。単純な心房中隔欠損、川崎病の既往、および心室中隔欠損・心房中隔欠損・動脈管開存の根治術後6か月以上経過し残存短絡がない方はあえて予防する必要はありません。
今回は感染性心内膜炎について説明しましたが、次回は歯科に関連させて、もう少し詳しく説明させていただきたいと思います。
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