顎関節症の原因と治療法
投稿日:2020年2月17日
カテゴリ:その他
今日は、顎関節症についてのお話です。とても身近に起こりやすく、一度は聞いたことがある人も多いと思います。まずは顎関節症の主な症状です。
①顎関節やその周辺に異常を感じる。食べ物を噛む時に痛みや異常を感じる。
②食事をしているとあごがだるい、口を動かすと顎関節に痛みがある、噛みしめると顎関節が痛い。
③口を開けたり閉じたりする時に顎関節でカクカク、コキコキというような音がする。
④口が開けにくくなったり、口の開閉をスムーズに行うことができない。
⑤口が左右にうまく動かない、開けにくい、あごが外れることがある。
以上の症状のうち少なくとも一つ以上があるとき顎関節症にかかっている可能性が疑われます。
症状は、悪くなったり良くなったりを繰り返すことが多いようです。
顎関節症の原因として考えられることは下記のようなことです。
①急激なストレス
②歯ぎしり
③何かに熱中したり緊張して強くくいしばる
④唇や頬の内側をかむ癖がある
⑤頬杖やうつ伏せ寝などの不良姿勢
⑥顔面打撲や事故による外傷
⑦入れ歯や歯にかぶせたものが体にあっていない
⑧大口を開けたり、硬いものを噛んだ
⑨左右どちらか一方でばかり噛む癖がある、片側の歯が悪いため反対の歯だけで食べ物を噛む
顎関節症の治療についてですが、噛み合わせを治すことが一番重要です。例えばスプリント(マウスピース)を上あごあるいは下あごにいれ、上下の噛み合わせが均等に接するようにします。そうすると顎の関節が正しい位置に戻り、筋肉の緊張がとれ、スムーズに動かすことができるようになります。痛みが強い場合は、痛み止めのお薬を処方することもあります。
顎関節症が原因で、頭痛や肩こりなどの副症状が出る場合もあります。気になる症状がありましたら、是非ご相談下さい。
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