睡眠時無呼吸症候群
投稿日:2021年7月23日
カテゴリ:歯科治療全般
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群という病気を耳にしたことがある方も多いと思います。寝ている間、正常な人は、舌がお口の中に収まっているので、気道が確保されて鼻呼吸が問題なくできます。一方、睡眠時無呼吸症候群の人は、お口が開くことで下あごが後ろ方向へ移動、舌が下がることで気道が狭まり、呼吸が止まったりいびきをかいたり、苦しくなって目が覚めてしまいます。日本人を含めて、アジア人は欧米人に比べて骨格が狭いため、痩せている人でも気道が狭まりやすく、睡眠時無呼吸症候群を発症しやすいと言われています。日本での睡眠時無呼吸症候群患者数は500万人にも及びますが、実際に治療を受けている人はそのうち1割程度です。睡眠時無呼吸症候群は睡眠時に限らず、日中の仕事の能率低下などを引き起こします。さらに、高血圧症、血管障害などの合併症を起こす危険性もあります。
自分も睡眠時無呼吸症候群かもしれない…と心配の方は、まず医科を受診して頂くことをおすすめします。治療法の中には、眠る時にお口の中に専用のマウスピースを入れることで、下あごが上あごに固定されて呼吸をしやすくするというものがあり、この場合は私たち歯科の出番となります。
今一度、ご自分の睡眠の質を見直してみるのはいかがでしょうか。
■ 他の記事を読む■