神経のない歯のホワイトニング
投稿日:2020年8月6日
カテゴリ:ホワイトニング
みなさんは、神経のない歯の変色に困ったことはありませんか?一般的なホワイトニングでは、効果が発揮されにくいといわれている神経のない歯ですが、そんな歯でも白くできるのがウォーキングブリーチという方法です。
一般的なホワイトニングでは歯の表面から薬剤を作用させますが、このウォーキングブリーチでは、歯の内面から薬剤を作用させ、歯を白くする方法です。
歯は、内側から神経、象牙質、エナメル質の順で構成されています。
歯の表面にあるエナメル質は、ほぼ半透明です。歯の色には、その内側にある象牙質の色がうつし出されます。
歯の神経がなくなると変色しやすくなる理由は、エナメル質と象牙質の間に存在する、象牙細管という細い管に物質が入り込みやすくなるからといわれています。
また、神経を失うことで、歯自体の代謝効果がなくなることも理由としてあげられます。
なので、変色した神経がない歯を白くするには、主に象牙質に対してホワイトニングを行う必要があり、歯の表面のエナメル質からホワイトニングを行っても、ほとんど効果が出ないと言われています。
実際の治療の流れは、
①診査診断
②必要に応じて根の治療を行う
③薬剤を入れる場所を作る
④薬剤を入れて仮蓋をする
⑤数日で薬剤を交換する
⑥希望の色になったら最終的な詰め物をする
変色の状態や歯の薬剤への反応によって異なりますが、1~5回程度で周りの歯と同じ色まで白くなることがほとんどです。
全体的に白い歯にしたい場合は、一般的なホワイトニングを、併せて行うこともあります。
お気軽にご相談ください。
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